4.2. 非紳士的行為 ─ 重度
懲罰:

 【ゲームの敗北】
定義:

 プレイヤーが、以下の3種類のどれかを行なった。

スタッフからの直接の指示に従わなかった。
対戦相手を、その人種、肌の色、宗教、出生国、年齢、性別、障害、性的趣向に基づいて侮辱した。
他の参加者やその財産に対してのものでない、攻撃的・暴力的振る舞いを行なった。

例:

(A) プレイエリアを離れるように言われたプレイヤーが、数分後にもマッチを観戦していた。
(B) ヘッドジャッジの制止を無視して、その裁定に対してクレームを付けつづけた。
(C) 対戦相手を人種差別的言辞で中傷した。
(D) マッチの敗北後、自分のカードをテーブルに叩きつけ、怒りに任せて椅子を蹴りつけた。
(E) 追放された自分のトークンを摘んで部屋の反対側まで投げた。
理念:

 スタッフが指示を出した場合、いちいち警告を出さなくても従われるべきである。これは個人あての指示にのみ適用される。全体に向けてのアナウンスに従わなかった場合は、〔イベント上の誤り ─ 案内の聞き落とし〕などの別の違反が適用される。

 ヘイト・スピーチなどの人種、肌の色、宗教、出生国、年齢、性別、障害、性的趣向、出身地などに基づく差別は、より深刻な問題を孕んでおり、早急に対処されなければならない。自覚がないものであっても、観客やその他近くにいる人に対して侮辱的なものになりうる。

 直接的でない攻撃的言動は、抑えられるべきである。その時点で不快なだけでなく、回りにネガティブな印象を残し、また早急に対処しなければ直接の攻撃に転化する可能性もある。可能な限り状況を悪化させないよう、注意を払う必要がある。懲罰を与えるためにプレイヤーをその場所から移動させたり、数分間冷静になる時間を与えたりすることが必要な場合もある。その場合、時間の延長を認めるべきである。
追加措置:

 プレイヤーはただちに振る舞いを改めるべきであり、そのような振る舞いを繰り返した場合にはイベント会場から排除される可能性がある。〔非紳士的行為 ─ 軽度〕と同様に、反則が行なわれたのがゲームの終了時だったとしたら、ジャッジの判断によって懲罰を次のゲームに適用するようにしてもよい。



4.4. 非紳士的行為 ─ 買収・賭博
懲罰:  【失格】

定義:  プレイヤーが、対戦相手を誘惑して投了させたり、引き分けにしたり、マッチ結果を捏造したりさせようとした、あるいはそれを受け入れた。マジック・イベント規定に、買収の成立条件についてより詳しく記載されている。  賭博とは、プレイヤーまたは観客がイベントやマッチ、あるいはその一部の結果に関して賭けを行なうことである。賭博は金銭に限るものではなく、また、賭けの対象が自分のマッチかどうかも問題ではない。

例:
(A) スイス・ラウンドの間に、対戦相手に100ドルで投了してくれないかと持ちかけた。
(B) 対戦相手に、カードをあげるからIDしてくれ、と申し出た。
(C) 賞金を山分けにする代わりに投了してくれるよう、対戦相手に頼んだ。
(D) マッチの勝者が相手のデッキからレア・カードを1枚選んで取ってもいいと、プレイヤー2人が同意した。
(E) 観客2人が、あるマッチが終わるまでに何ゲームかかるかに関して賭けを行なった。

理念:  買収と賭博はイベントの完全性を損なうものであり、厳しく禁じられている。





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